メールマガジン「ベトナム株情報」 VOL.33
2009.7.7
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01. 不動産銘柄 手中にしている利益
02. カテゴリー別 週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
(6月29日~7月5日)
セレクト<見る素材>
経済一般
03. 噂のうわさ話
PVD(ペトロベトナム・ドリリング)の巻
04. サイゴン・街角風景
「ドラゴンフルーツを知っていますか?」
01. 不動産銘柄 手中にしている利益
このところ高騰していた不動産銘柄の株価も調整されて来ているが、安定して獲得
できる利益によって、不動産銘柄は今後も上昇する可能性を秘めている。
特に上場している多くの不動産会社に共通しているのは、今年度の売上高および
利益をほぼ確保しているということである。問題は、これら企業が今年度どれだけを
計上するかだが、これは各社の計画と、来年度の売上高および利益を確保するため
に準備している新規案件の物件をどれだけ販売できるかにかかっている。
トゥドゥック住宅開発(TDH)、トゥリエム都市開発(NTL)、ビンチャイン建設投資(BCI)、
カインホイ輸出入(KHA)は、いずれも第2四半期に年間利益計画を上回る業績を記録し、
2009年度1株利益が高くなることが確実となっている。
NTLのチャムチョイ新都市区案件は、2009年度以降多額の利益をもたらすことが
予想されている。VNダイレクト証券によると、NTLは5.3ヘクタールの物件を1平米当た
り平均1,300万~1,400万ドンで売却したことで6,000億ドン以上の売上を達成したが、
これはまだ計上されていない。さらに2ヘクタールの物件を1平米当たり平均1,600万
ドンで売却し、3,200億ドンの利益が見込まれている。その他、ジックボン案件のマン
ション地区全室完売による約800億ドンの売上もある。NTLの1株利益は、最低でも
7,000ドン(計画値)から、或いは1万6,878ドン(VNダイレクト証券の分析に基づいた
推定)という水準を達成できる可能性があると見られている。
TDHもまた現時点で、トゥドゥック農産物卸売市場案件と、昨年度に全室完売した
コンドミニアム案件の一部から売上および利益を得ている。2009年度の同社の利益
達成には十分な根拠があり、製品販売やその他案件への投資は2010年度へ向けた
準備と見ることが出来る。
KHAもまた、第2カインホイアパート全室完売で得た売上から、利益を確実なものに
している。同社の計画によると、1株利益は最低でも3,100ドンである。現在のKHAの
株価は2万ドン台であり、2009年度の株価収益率はおよそ6倍に過ぎない。
不動産銘柄に関する好材料として、いずれも資産運用が小額であり、準備金の戻し
入れが大きく、今年度の利益の増加が望めるということを挙げることができる。KHAは
準備金として125億ドンを確保しているし、不動産および不動産関連サービス分野の
いくつかの子会社への投資も行っている。NTLは、2008年12月31日時点でSJS銘柄
について1株4万5,000ドンの評価損を計上している。現在のSJSの株価10万ドンであり、
約170億ドンを評価益として戻し入れできる。
資産運用引当金の戻し入れの他、TDHはホーチミン市証券(HCM)へ多額の投資を
行なっている。
しかし、NTL、BCI、SJSなど不動産銘柄の株価はこのところ急上昇したために、現在
では調整段階に入りつつある。今年度は高い利益が保証されているものの、一部には
第2四半期の利益を年度計画の約50%としている企業もある。残りの利益については、
期を追うごとに高くなるよう、下半期に計上するようである。
金融関連銘柄は、高騰した後、調整により35%程度下落し、最近ようやく上昇し、再び
安定し始めたが、こうした変動と同様、不動産銘柄の多くも、これまで既に100%以上の
利益を得た多くの投資家が売ることを望んでいるために、安定するにはさらに時間が
必要となりそうだ。
不動産銘柄の今後は、企業が発表する四半期毎の業績次第である。先の分析のように、
売上および利益共に多くの場合企業が計画達成可能な範疇にあるが、実際の計上と具体
的な数字は、企業の経営状況に応じて変わってくる。新株発行を行うという動機がなければ、
企業は利益を急増させたり、株価を不安定に変動させたり、または来年度の利益計画で
取締役会に対して圧力が掛かるような状況に陥ることを望んでいない。
通常、経営者は毎年前年度を上回る利益を達成することを望む。そのため、そうした利益計
上をする。不動産銘柄が上昇する可能性はあるが、投資家は非現実的な株価を夢見るの
ではなく、実際の財務指数に基づいた安全な投資を行なうべきである。
Xuan Phuong, Su Kien Va Binh Luan, Dau tu chung khoan, 29/6/2009
02.カテゴリー別 週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
(6月29日~7月5日)
このコーナーでは、前週のベトナム株情(http://www.viet-kabu.com)カテゴリー別アク
セス数No.1の記事を皆様にご紹介いたします。
ほかの読者はいったいどのような記事を読んでいるのか・・・?気になるところですね。
それでは、さっそくまいりましょう~。
・セレクト<見る素材>・
VCB、海外投資家は上場株式数全数を保有可能
ホーチミン証券取引所(HOSE)は、ベトコムバンク[銘柄コード:VCB]が上場登録した
1億1,228万5,426株全てを保有することが出来ると発表した。
現行の規定に従えば、ベトナムの商業銀行においては、資本金の30%を超えて、
海外投資家が株式を保有することは出来ないとされている。
VCBの現在の資本金は12兆1,000億円強であり、発行株式数は・・・・
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・セレクト<見る素材>・
VCBとその他の上場銀行銘柄との相関関係
[2009/06/29 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news_d/vietselect/090629100218.html
ベトコムバンク[銘柄コード:VCB]のおよそ1億1,200万株が6月30日に上場を果たすが、
VCB株はどのように評価されているだろうか。
銀行銘柄を分析する際、株価収益率(PER)より株価純資産倍率(PBR)のほうを優先
すべきで、合理的なPBRは3~4倍だとされている。
2008年末時点のデータによれば、VCBの1株株主利益(BPS)は1万1,397ドンである。
アジアコマーシャル銀行[銘柄コード:ACB]のBPSは1万2,230ドン、サコムバンク[銘柄
コード:STB]は1万5,196ドンであった。一方上場初日の取引基準株価5万ドンとすると、
VCBのPBRは4.09倍となり、ACBの3.85倍(株価:4万9,600ドン)とSTB2.34倍(株価:
3万5,500ドン)より高い*。
*VNダイレクト証券のデータとは異なります。
一方、VCBの税引後利益は2兆4,580億ドン(約130億7,450万円)と見込まれているが、
この利益から2009年度EPS(1株利益)は2,031ドンとなり、PERは24.62倍となる。
ACBの場合、2009年度税引前利益は2兆7,000億ドン(約143億6,170万円)であるが、
EPSはおよそ2,964ドン株となる。株価を4万9,640ドンとすると、2009年度PERは16.73
倍となる。
同様に、STBのEPSは2,437ドン、PERは14.57倍(株価:3万5,500ドン)である。
ACBの方が優良銘柄
2010年にVCBの税引後利益が53%も増加し、3兆7,800億ドン(約201億640万円)に
達したとしても、VCBのEPSは僅か3,124ドンに過ぎない。2010年度PERも16倍(ACB
の現在のPERと同じ)程度である。
この数年間のVCBのROEは17~18%であり、2009~2010年もこの水準を維持して
いくと見込まれている。
一方、ACBは27~28%のROEを維持している。両行の次期繰越利益率が同じであれば、
ACBの長期的な成長率の方が高いと推定できる。ACBと同じような長期的成長率を確保
するためにVCBは、ACBの次期繰越利益の1.7倍の利益を確保しなければならない。
VCBの配当利回りは2.4%で2009年度配当見込みは額面比1,200ドンである。それに
対してACBの配当利回りは4.64%で、2009年度配当見込みは額面比2,300ドンである。
配当利回りから見ても、長期的成長率から見ても、VCBは数値はACBよりも低い。
別の見方をしてみよう。OTC市場におけるVCBの株価(6月15日前)はおよそ4万6,000~
4万8,000ドンであったが、それは株式市場が回復していた時の株価である。6月15日に
ACBの株価は5万3,500ドン、STBは3万9,000ドンだった。
そして6月15日以降には、ACB、STBばかりではなく、OTC市場における多くの銀行銘柄
の株価が下落したが、上場前で取引が一時的に中止になったことで、VCBの株価は下
がっていない。
VCBに期待するのは・・・・
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・経済一般・
ベトナムの経済成長率は世界一
[2009/02/03 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news_d/economy/090203010452.html
スペインの経済分析会社SEEの発表によれば、今後、ベトナムの経済成長率は年平均
8%と予想され、2005年から2025年の段階では世界一の成長率に達するとされている。
また、SEEは人口増加率、技術の刷新・移転、資本誘致力などのデータを基に、2005年
から2025年までに、ベトナム、インド、フィリピン、中国、トルコが世界中で最も高いGDP
成長率(年平均6~8%)を達成するだろうと予想している。
アジアの経済成長率は以前の6.1%より減少するが、依然・・・・
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03.噂のうわさ話
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。
いよいよPVDIから譲渡されたリグの契約も発表されましたね。原油価格はやや下落
気味ですが、将来的には上昇傾向にありますから、期待は依然大きいところです。
PVDは2,500万株を発行した後で、資産としてペトロベトナム・ドリリング投資株式会社
(PVDI)から2つのリグを受け取る。PVDの資本金はPVDIを合併する前には1兆3,000億
ドン(約70億2,700万円)程度だったが、保有していたリグの1つしかなかった。PVDIを
合併した後の資本金は1兆6,000億ドン(約86億4,900万円)となる。それでリグ3つを保有
することになる。利益も200%以上増加する。専門家は原油価格が1バレル35ドル~
45ドルに変動した場合、PVDは6万2,000ドン~7万ドンで購入すればよいとコメントして
いたが、現在の原油価格なら適切な株価はいくらくらいだろう?
別の見方では、PVDがPVDIを合併せず、新しいリグの2つを注文した場合3~4年間は
必要である。しかし、合併すればたちまちリグの2つを受け取ることができるのである。
今年9月、そして12月に稼動させる予定である。原油価格が上昇している今、願ったり
適ったりの展開ではないか。
04.サイゴン・街角風景
毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「ドラゴンフルーツを知っていますか?」です。
ベトナムやその他東南アジアの国をご旅行されたことの
ある方なら、食べてみたことはなくても目にされたことは
あるかもしれない。ベトナム語でタンロンという。ドラゴン
フルーツは、サボテン科の植物だ。
ベトナムで売られているのものは、外見が濃いピンク色
で、黄緑色の葉のような突起物がついており、その形状
は、ちょっぴり奇抜。しかし、お味はキウイフルーツのよ
うな爽やかな味である。果肉はで一面にごま粒のような
黒い種子が見える。果肉が白いものは南部、赤いもの
は北部産らしい。
写真は近所宅屋上に作られた空中庭園(?)のドラゴン
フルーツの花と実である。
花は深夜近くに咲く。花が開くのは一度きりだ。闇夜に浮
かんで見える白い花々の姿は実に美しい。
茎の先には、3つほど赤く実ったドラゴンフルーツが見える。
(photo by jcb)